この虫は、毎年5月ごろから7月にかけて日本の各地で大量に発生することが知られています。 ビルの外壁やブロック塀など表面がゴツゴツした場所の上を這いまわり、その見た目から不快感や嫌悪感を受ける人も多いことでしょう。
タカラダニが外壁やブロック塀にいるのはなぜでしょうか?
また人を刺すことはあるのでしょうか?
今回は、謎多きタカラダニの生態や駆除方法などをお伝えします。
● タカラダニの生息場所
タカラダニは、毎年5月ごろから7月の約3ヶ月間をピークに、コンクリートの壁面やブロック塀・屋上などに、大量に発生します。日当たりのよいゴツゴツとした場所の上を活発に這いまわり、この約3ヶ月を過ぎる頃に姿が見られなくなります。
● タカラダニは有害?無害?
タカラダニは基本的に人には無害とされています。ただし、衣類や寝具などに付着したり、住居の壁などに大量に発生することがあるため、不快に感じる人がたくさんいます。
毎年5〜7月頃になるとタカラダニについての問い合わせが保健所や関係機関等に多く寄せられるそうです。
タカラダニが無害とはいえ、注意しなければいけないこともあります。
例えば、公園などの屋外にあるコンクリート等に座った際、気付かないうちに衣服にタカラダニの赤い体液がついてしまうことがあります。
この体液はアレルギー反応を引き起こす可能性があるのです。
タカラダニを見つけた際は、絶対につぶさないように注意しましょう!
● タカラダニの予防対策
タカラダニはビル屋上やコンクリート等の表面がゴツゴツした場所に多く生息し、逆にツルツルとした壁面にはいないことがわかっています。その理由としては、以下の要因が考えられます。
1)主なエサとなる苔が生えていない
2)コンクリートの裂け目のような産卵場所がないので寄り付かない
上記の特徴から、コンクリートの床や壁の掃除やコケの除去を行うことが予防策として有効とされています。
● タカラダニの駆除について
専用の殺虫剤等も市販されていますが、すぐに用意するのが難しい場合もありますよね。その場合、タカラダニは水に弱いことが知られているため、ホース等での放水も効果的です。
いかがでしたか?
12回目の今回は、これからの季節にコンクリートの壁面やブロック塀で多く見られる「タカラダニ」の退治方法や予防方法をご紹介しました。
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