◆ 芝溶け
太陽光が窓ガラスや物置などで反射し、光が集中することにより芝糸が溶ける現象・製品の特性上約80℃以上の熱にさらされた場合に溶けてしまう恐れがある
・芝溶けの頻度は頻繁という程ではなく、弊社の販売量で1年に5件くらいの発生頻度
【事前対策】
物置や大きなガラス窓のまわり、南側に施工する際は十分にご検討の上、施工を行う
【事後対策】
反射熱が原因で高温にさらされることで芝溶けが発生してしまうことから、反射光が人工芝に当たらないようにする工夫が必要
例1)オーニングを使用し太陽光が窓ガラスに当たることを防ぎ、反射をさせない方法
例2)窓ガラスフィルムを貼ることで反射を抑える方法
◆ 静電気発生
【原因】
プラスチックが原料のため環境下によっては静電気が起きてしまう。
一般的に相対湿度が低い場合や屋上などで静電気の逃げ場が無い場合発生してしまうことがある。
頻度は頻繁という程ではなく、弊社の販売量で1年に5件くらいの発生頻度
【事前対策】
静電気対策をされた製品を採用する
【事後対策】
・水を撒く
・静電気除去スプレーを撒く
※静電気対策された製品での静電気発生報告は現状0件
◆ 繋ぎ目の目立ち
・人工芝の固定がされておらず、伸縮によって隙間が空いてしまう
・耳カットをしないことで繋ぎ目の位置調整が適切になっていない
・不陸の影響を受けて繋ぎ目が目立ってしまう
※不陸:面が水平でなく、凹凸があること
【事前対策】
・人工芝の伸縮を防ぐために推奨された固定方法を行う
・耳カットを行い、繋ぎ目が目立ち辛い位置への固定の調整を行う
・できるだけ平らな下地を作る
【事後対策】
・推奨される施工方法でやり直し作業を行う
・耳が残っている場合は耳カットを行い再度位置調整を行う
◆ 芝癖
【事前対策】
施工前に直射日光にしばらく当てるか、一旦逆巻きにして癖を直す
【事後対策】
・天日干しをする
太陽光にさらされ温まることで芝糸が柔らかくなり、芝癖が緩和される
・ドライヤーなどで熱を加える
ドライヤーなどの熱を直接加えて芝糸を柔らかくして直す